なにも知らない、一般市民の機械化人が可哀想だ。
彼らは他人を犠牲にしようとか、
そんなこと思わずに機械の体を買ったはずだ。

「さよなら999」上映当時の感想・意見の中で、
一番に印象に残ったものです。

こういうことを言う人は、
映画の画面に出ている全員に目配りできる、
気遣いのこまやかな優しい人です。

ナウシカがお嫁さんじゃ、彼がかわいそうだ。
そう言ってる人もいました。

いやそんな、まだ二人とも若いんだから、
これから出会いもあるだろうし…とかなんとか、
思ったものです。

で、機械化人。

映画にとってはエキストラ、背景でしかない。
物語の流れの中では無意味に近い、
名前もなにもない機械化人たちです。

鉄郎にも事情があり、いきさつはあるのだろうが、

画面の背景に大勢流れて行く、
彼らにもこれまでの人生がある。

機械の体がそういうものだと知ってて、
買ったわけでもないはずだ。

そういうものですよと表示して、
売ってたようすじゃないですからねえ…。

どう考えるかです。いまだに考えてます。